2016年1月28日木曜日

[ワシントン 27日 ロイター]米FOMCが金利据え置き、世界経済・動向を注視へ

声明では「世界の経済・動向を注視(closely monitoring)しており、それが労働市場やインフレに及ぼす影響を見極めている」と指摘した。
今回の声明では、経済見通しへのリスクが均衡している、との従来の文言が外れ、代わりに世界経済や金融市場が見通しにどう影響し得るかを検討している、との表現が加わった。
金融政策の道筋に関しては、新たな予想を示さなかったものの、労働市場は引き続き力強さが増し、経済は「金融政策スタンスの段階的な調整」が伴っても拡大する見通し、との判断を示した。
声明を受け、S&P総合500種.SPXは1%超下落。米ドル.DXYは主要通貨に対して下げ幅を拡大した一方、米国債価格はまちまちとなった。
金利先物市場では声明発表後、次の利上げ時期の予想が6月から7月へと後ずれし、市場が織り込む3月の利上げ確率は33%から32%へと小幅に低下した。
ロイターが27日、FOMC声明発表後に公表したプライマリーディーラー(米公認政府証券ディーラー)調査では、FRBの利上げは年内3回との見方が多かった。

チャールズ・シュワブの債券ストラテジスト、キャシー・ジョーンズ氏は「声明はハト派的」と述べた。

0 件のコメント:

コメントを投稿