2016年3月11日金曜日

(ブルームバーグ)ECB、3つの政策金利全て引き下げ-資産購入を月800億ユーロに

(ブルームバーグ):
欧州中央銀行(ECB)は10日、フランクフルトで定例政策委員会を開き、3つの政策金利全ての引き下げを決めた。量的緩和(QE)での月間購入額は3分の1増やした。デフレ阻止の取り組みを強化した。
下限政策金利である中銀預金金利は0.1ポイント引き下げマイナス0.4%とした。主要政策金利であるリファイナンスオペの最低応札金利は0.00%と従来の0.05%から引き下げ。上限政策金利の限界貸出金利は0.25%(従来0.3%)とした。量的緩和(QE)の月間購入額は4月から800億ユーロ(約9兆9000億円)とし、社債も対象に含める。新たな一連の条件付き長期リファイナンスオペ(TLTRO)も開始する。
ユーロ圏でインフレの弱さが続き中国経済減速によって成長も脅かされる中、ECBは景気刺激措置を見直す方針を示し、ドラギ総裁は成長を支えインフレを回復させるために必要な措置を取ると繰り返し言明していた。

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