2016年3月4日金曜日

[香港/上海 4日 ロイター]焦点:上海不動産に新たなバブルの兆し、破裂の懸念広がる

[香港/上海 4日 ロイター] -
上海では不動産が熱狂的に買われており、新たなバブル形成の兆しが見える。このため2012年以降の中国の経済成長に打撃を与えた不動産市況の暴落が、また繰り返されるのではないかとの懸念が広がっている。

中国不動産情報集団(CRIC)の調査によると、2月の上海の住宅価格は前月比で3.6%上昇した。1月の前年同月比が17.5%の上昇と、中国全体の7倍もの伸びを記録した後で、さらに値上がりした形だ。

不動産市況の回復は、昨年夏までの上昇分の大半が帳消しになった株式市場に投資家が信頼を失ったことと軌を一にしている。

上海で購入した投資用集合住宅物件の所有権登録に並んでいたある男性は「(不動産)市場は再び狂乱状態になっているようだ。なぜだか分からないが、買うべき適切な時期なのだろう」と話した。

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