2016年3月8日火曜日

[ロンドン 7日 ロイター] コラム:原油価格、「強気」に転じたヘッジファンド

John Kemp

[ロンドン 7日 ロイター] -
ヘッジファンドは昨年末時点で、原油価格について非常な弱気からかなり強気の姿勢に転じた。特に北海ブレントに対してその傾向が見える。

米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、3月1日までに、ヘッジファンドやその他の資産運用会社は、ニューヨーク商品取引所(NYMEX)とインターコンチネンタル取引所(ICE)において計4億4500万バレル相当の原油の買い持ち(ショートを差し引いたロングポジション)を構築している。米WTI原油と北海ブレントの先物・オプションの買い持ち規模は先週、610万バレル増加し、9カ月ぶりの高水準に達した。

年初来ではこれらの買い持ちは2億バレル強増加している。

ヘッジファンドはWTIよりも北海ブレントに強気だ。WTIの買い持ちが1億0200万バレルなのに対して、北海ブレントは3億4200万バレルもある。

1日までの週にヘッジファンドは北海ブレントのロングを1600万バレル積み増した一方、ショートは約600万バレル削減した。

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