2016年6月16日木曜日

[東京 16日 ロイター]ドルは104円台に下落、日銀の追加緩和見送り受け

[東京 16日 ロイター] -

 ドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、大幅なドル安/円高の104.82/84円だった。日銀会合で金融政策の現状維持が決まったと伝わると、追加緩和を期待していた向きから失望の円買いが入り、一時104.50円まで下落した。2014年9月以来1年9カ月ぶりの安値圏となっている。

ドルは早朝に高値106.02円をつけた後、仲値にかけてじりじり値を下げ、一時105.55円まで下落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)で成長見通しが引き下げられたことを受け、「米国の利上げを材料にドル買いとは言いにくくなった」(国内金融機関)との声が出ていた。

その後、しばらく105.60─70円台でもみあったが、日銀会合の結果発表を控えて思惑的な動きが強まると、前日海外時間につけた安値105.41円を下回り、105.15円まで下落。その後、午前11時45分ごろに日銀が金融政策の現状維持を決定したと伝わり、ストップロスを巻き込みながら104.50円まで下げた。

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